バリ島の料理教室体験記 【ウブドのオーガニックファーム】

バリ島の料理教室体験記 【ウブドのオーガニックファーム】

夏にバリ島ウブド郊外のオーガニックファームで参加した、バリ料理教室体験をレポートします。

行って大正解!今までに参加したタイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、ランカウイ島 etc.での料理教室や、トレッキングガイドに習う実践クッキングの中で、ダントツの面白さです。

ここを選んだ理由は以下の5つ。

  • 最大6名までの少人数グループ
  • オーガニックファームでのオープンな空間
  • 食材が肉、魚以外オーガニック
  • 主催者の活動に賛同できること
  • ウブドの田舎にあり自然が素晴らしい

言語は英語ですが、いろんな英語を話す、世界中の旅行者が参加しているので、流暢でなくてもノープロブレム。コミュニケーションが取れる程度の英語力があれば、誰でも参加できます。

慣れ親しんだ日本語オンリーの環境より、世界も広がって面白いと思いますよ。
旅行サイトのトリップアドバイザー評価では、堂々の5星★★★★★!

そして料理だけでなく、バリ島の文化、宗教、社会と、農家が抱える問題を学べるので、バリに興味がある方にはとても興味深いプログラムです。

マイ オーガニックファーム Mai Organic Farm Cooking Class

観光地のバリ島には、たくさんの料理教室があります。

ネットで調べてみたら、どれも魅力的で評価も高く迷ったのですが、自分は団体が苦手なこともあり、少人数のところに絞り探しました。

東南アジアの観光地には、料理教室が色々あり、かなり高額な料金設定のところも多いです。
今までの経験で、1日にクラスが数回開催されていて、参加人数も多い教室は、ビジネスオーラ出まくりで流れ作業的になり、満足度もイマイチ。

民泊サイト Airbnb のアクティビティで見つけた Mai Organic Farmの主催者に連絡したら、私の希望日の参加者はそれまでの申し込み3名、増えても最大でも6名ということだったので、ここに決定。前日の申込みでもOKでした。

Airbnb のページ
https://www.airbnb.com/experiences/144776?source=pdpother

Mai Organic Farm のウェブサイト Cooking Class のページ

Cooking Classes
We offer cooking classes on a traditional, organic farm, using a real traditional stove for an authentically Balinese experience. Using organic ingredients from...

所在地
Subak Kana, Banjar Panglan, Pejeng, Tampaksiring, Kabupaten Gianyar, Bali, 

電話番号
62 818 345 133 

料金
350,000 ルピア(2019年夏当時のレートで約2,700円)

料理教室の流れ

参加者のピックアップ

マイ料理教室は、ウブド郊外のペジェン (Pejeng) 村のオーガニックファーム内にあります。

ウブドの町中か、その周りに滞在しているのであれば、車でスタッフがお迎えに来てくれるので楽チン。

料金は送迎代込ですが、ウブドからかなり離れている場合は有料だそうなので要問合せ。

息子はバリ島の高校生向けエコキャンプへ行っていて、9日間自分ひとりだったので、どんな参加者が来るのかなぁと楽しみにしていると…

ヴァンが迎えに来たときは、ドライバーさん以外誰も乗っておらず、私だけ。
途中でまず若いフランス人女性をピックアップし、別のヴィラでドイツ人とオランダ人のカップルを乗せて、今日のメンバーは私を含めて4人のみ。ラッキー!

ウブド郊外のオーガニックファームまでの30分前後、話が弾みました。

フランスの女性は、ハワイで数年働いた後、バリでしばらく充電し、その後転職先の香港へ引っ越すとか。ナント!持ち物すべてがスーツケース1個に収まるミニマリストで、カッコ良かったな。
ゆくゆくは両親の故郷であるセネガルの村で、仕事を生み出すシステムづくりをしたいそう。

ドイツ人男性とオランダ人女性の若いカップルも、マレーシアのクアラルンプールの会社でインターンを経験後に、バリ島でしばらく休暇中。終わったら韓国で働くことになっているって。若い人たちは国を超え、グローバルな働き方をするんですね。

みんな旅行が好き!とのことで、料理教室へ着く前から、旅の情報交換で盛り上がりました。

田んぼで主催者 Kadek さんとご対面

ウブドの中心部から車が自然豊かな地域へ入り、農家の納屋のようなところで出迎えてくれたのが Kadekさん。各々簡単に自己紹介をしてから、ターメリック(ウコン)でできているというドリンクをいただく。

いかにも体に良さそうな味だった。

オーガニックファームの見学と野菜の収穫

東南アジアの料理教室は、通常まずローカル市場へ行き、食材の説明を受け、材料を選んで買うところから始まることが多いですが、ここでは、参加者が直接オーガニックファームから野菜を収穫します。これが楽しい♪

お店で売られている野菜が、どんな風に植わっていたり、木からなっているのか知らないものも多いんだな、と改めて気づくなど。

ここのコミュニティーリーダーの Kadek さんは、料理教室のシェフも兼ねています。まずは畑にある様々な野菜やハーブ、田んぼのお米などについて説明してくれました。

写真左から(スマホは上から)

• タピオカの原料にもなるキャッサバ
• 色鮮やかなロングビーンズ(豆)
• これは何だったかな … インゲンに似た野菜?



あたり一面に広がる田んぼ

この地に1,000年以上前から続くスバック灌漑農法( Subak Irrigation System)と水利組合、全てのものに霊魂/霊が宿っていると考えるバリ島のアミニズムと、水を万物の根源と考えるインドのヒンドゥー教との結びつき、などをわかりやすい英語で説明するKadekさん。

様々な野菜の種類や育て方、お米の収穫が終わったら次に何をするか、などこの土地について学びます。参加者の質疑応答も盛んで、私もこの時とばかり、たくさんの質問をしました。

この土地では農薬は不使用であるけれど、オーガニックの認証を得るには莫大な費用がかかることから、今の時点では取る必要性を感じないとのこと。

オーガニックファームの看板の前で

パクチョイ、生姜、ガランガー、白ナス、トマト、インゲン、レモン、ナス、キャッサバ(タピオカ)、ベイリーフ(月桂樹の葉)、唐辛子、バジル、パッションフルーツ、パパイヤ etc. 魚以外の全てをファームから調達。

「野菜一つ一つの香りがハッキリしていて、スーパーで買う野菜はこんな匂いはしないなぁ」とヨーロッパの参加者たち。

料理教室に到着

料理に使う材料が揃ったところで、料理教室が行われるオープンエアのキッチンへ。
この奥の小屋のようなところ。

自然素材で作られたものが多い

かまど

Kadek さんの親の世代までは、このようなかまどの台所が一般的だったけれど、現在の家庭では、この辺りはほとんどがガスのキッチンだそう。

超爽やかフレッシュジュース

パクチョイ、パイナップル、きゅうり、ライム、はちみつ、塩、冷水をブレンダーで。
レモングラスで混ぜる。

野菜以外の必要な調味料を揃える。

手前の布巾の左側は、ココナッツシュガー。
普通のブラウンシュガーとは違い、それはそれは深い味わいのある甘さで、大ファンに。

Kadekさんが「AJINOMOTOを使う代わりに、ココナッツシュガーをひとつまみ + 塩を入れると、どんな料理でも深い味が出せるよ!」というので、早速バリのスーパーで買ってきて使っていますが、コレ本当!

クッキングスタート

まずは、レモングラスやシャロット、ガーリック、ガランガー、ターメリック、チリ、ベイリーフなどを刻んで、バリ料理の基本になるスパイスペースト『 Basa Genep バセ グヌップ 』を作ります。

塩などを加えた後、こんなに大きな石臼に入れ、木の棒でポンポン突いてつぶす。豪快だわ。

ご飯はカゴで蒸す。
途中まで炊けたところで一度取り出して、さつま芋とお湯を加えて再びカゴに戻して蒸す。

アッサリ薄い塩味に。
ラオスやタイのもち米とは違い、粘り気はないのだけれど、その分サツマイモがアクセントになって美味しい。

 

フィッシュサテ

マグロのすり身と、バリのスパイスや細かく刻んだココナッツを練って、串につけてグリルする。
あれっ、なんかシェイプが丸っこいな。最初の人が丸くしたのを真似したっぽい。笑

バリ式コーンフリッター(とうもろこしの天ぷら)

畑で採れたコーンの粒を包丁で芯から取って、上記のバリのスパイスペーストと小麦粉、卵を混ぜて油で揚げたもの。たくさんあるので、参加者が交代で。


スパイシー系のスパイスをすりつぶして、ご飯と一緒に蒸したナスと和えたもの。
ご飯のお供に、って感じでしたが、正確に何だったかは忘れました。笑

ラオスにも似たような料理があったな。

蒸し野菜のサラダ

上記のスパイスペーストを炒めて、ココナッツミルクを入れて温め、蒸した野菜と和えたもの。
バリの色んなレストランやワルンで出てきましたが、お店それぞれの味があって美味しい。

その他に、テンペのスープと、鶏肉のターメリック煮込みのようなものも作りましたが、個別写真を取り忘れちゃいました。


ジャジャ~ン!完成!

手前右のフィッシュサテ(串刺し)から時計回りに、蒸し野菜のサラダナスのディップ(勝手に命名)、サンバルマタ(黒い器)、サツマイモご飯(カゴ)、テンペーのスープ(茶色の器)、コーンフリッター鶏肉のターメリック煮込みの全8品。

出来上がったバリ料理を食べる!

これを横の建物へ運んで食べます。

マイオーガニックファームの説明パネルや、活動資金の足しにするエコバッグの販売もあり。

食器もすべて自然素材でできていて、風景に溶け込む感じ。



サツマイモとココナツミルクのデザート

ココナッツミルク系のスイーツって、ハズレがない美味しさだと思う。

お腹いっぱい食べて動けなくなっているところ。

Mai Organic Farmの活動について

ここの料理教室の特徴は、バリ料理を習うだけでなく、観光地化が進むバリの農村が直面する問題と、その取り組みなどを学べることです。

詳しい説明は上記のサイトを参照いただくとして、簡単に活動に触れておきますね。

マイオーガニックファームでは、料理教室の他に、農業ボランティアや農園ツアーなど国内外からのビジターを受け付けています。農園ツアーは無料。特に、これからの時代を担う、子供たちの見学を歓迎しているそうです。

Kadek さんは、元々は観光業についていた方で、長年の空港やホテルでの職務経験の中で、変貌を遂げるバリ社会に危機感を抱き、持続可能な生活や社会を目指すべく、ここへ移ってきたそう。

彼のビジョンを聞き、深く感銘を受けました。

観光地化により変わってゆく、現代バリ社会との共生を目指す、コミュニティリーダーのチャレンジをも知ることができる素晴らしいプログラムでした。

Mai Organic Farm の料理教室おすすめです。
Airbnbのサイトからでも、ファームのサイトにあるContactからでも申し込めます。

オシマイ

最後に Mai Organic Farm のYoutube動画のリンクを貼っておきます。
途中 0:20分あたりで出てくるのが Kadek さん。

Mai Organic Farm Bali
An introduction video about the programmes we offer in our organic farm. From cooking classes, community field walks, to volunteering. Mai Organic Farm is a ...

 

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