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英語【〜してもらう、させる】get, have, make, let 例文44

人に〜させる、〜してもらう、と言いたい時に使う動詞、have, get, make, let を内容によって使い分けられますか。今回は、例えば、ある仕事を業者を雇ってやってもらう場合の「〜してもらう」「〜させる」の動詞は何を使うのかよくわからない、という方に向けて書いてみます。文法はシンプルなので、色々な例文を見て使いこなせるようにしましょう。

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使役動詞とは?

そもそも使役動詞って何?ということですが、「使役」とは、コトバンクのデジタル大辞泉によると「人を使って何かさせること」「働かせること」と定義されています。

 

自分ではなくて他の人に何かをしてもらう場合に、自分ではできないこと「してもらう」のか、頼み込んでどうにかして「してもらう」のか、お金を払って「してもらう」のか、強制的に「させる」のか、本人がやりたいことを許可する意味「させる」のか、によって使う動詞が変わってきます。

 

make

使役動詞の makeは、本人の意思とは関係なく人に(無理やり)〜させるという強制の意味を伴います。

 

 

make + 人 + 動詞の原形

① My boss made me work overtime again!

上司がまた私を残業させた

 

自分は残業したくなかったのに、ボスに命令されたということです。この文章は受動態ではありませんが、日本語では「残業させられた」という方が自然ですね。

② The police officer made me pull over for speeding.

警察官がスピード違反で私の車を停車させた

pull over = 道路脇に車を寄せて止める

 

警察の命令には従わなければならないので、こちらも強制感が伴います。
The police pulled me over for speeding. が一般的な言い方です。

③ My parents made me clean the house after the party.

パーティの後で両親が私に家の掃除をさせた

④ Our P.E. teacher made us run around the school yard for half an hour.

体育の先生が(私たちを)30分間校庭を走らせた

P.E. = Physical Education 身体の教育、つまり体育のことです。

 

make を使った「〜させる」の受動態「〜させられる」

人に〜させる、という時は make + 人 + 動詞の原形でしたが「〜させられる」と受動態(受け身)になった場合は、動詞の前に to を入れます。

be 動詞 + made (過去分詞) + to + 動詞

上の例を受動態にすると、

① I was made to work overtime again( by my boss).

また残業させられた

by my boss の部分は特に誰によってさせられたのか強調したいのでなければ省略します。

② I was made to pull over for speeding.

警官にスピード違反で止められた

この場合も警官に、は言わなくてもわかるので省きます。以下同様です。

③ I was made to clean the house after the party.

パーティの後で家の掃除をさせられた

④ We were made to run around the school yard for half an hour.

校庭を30分間走らされた

 

「人を〜の状態にさせる」 make の使い方

make + 人 + 動詞の原形 には「強制的にさせる」以外に、人をある状態にする、という意味もあります。この場合には無理やりさせるというニュアンスではありません。

 

1. make + 人 + 動詞の原形

make A laugh (Aを笑わせる)

My uncle always makes me laugh.

叔父さんはいつも私を笑わせる

 

make A cry (Aを泣かせる)

The film made him cry.

その映画は彼を泣かせた。(彼はその映画を観て泣いた)

 

2. make + 人 + 形容詞

こちらは人の後に動詞ではなく形容詞がきますが「〜させる」の意味なので挙げておきます。

make A nervous(Aを緊張させる)

Flying always makes me nervous.

飛行機に乗るといつも緊張する

 

make A happy(Aを喜ばせる)

The news made me happy.

そのニュースを聞いて嬉しくなった

 

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let

letは「(本人の望み通りに)〜させる」という許可の意味を持ちます。

 

 

let + 人 + 動詞の原形

I don’t let my children watch violent movies.

私は子供に暴力的な映画は観させない

Cindy let me drive her new car.

シンディが彼女の新しい車を運転させてくれた

Please let me know.

知らせてね

一見わかりにくいですが、「私が知ることを許可して」ということなので、「知らせてください」の意味になり、日常会話でよく使います。

Let me know. と Tell me. のニュアンスの違いについてはこちらの記事をどうぞ。

 

let 以外の「許可する」「許す」allow と permit

allow と permit も let と同様に「許可する」の意味ですがフォーマルさに違いがあり、使い方もかわってきます。let は最もカジュアルで日常会話によく使われるのに対し、permitはフォーマル、allow はその中間です。

 

「ロングマン英和辞典」による定義

"let          望み通りに(人)に〜させる、(することを)許す

allow      〜を許す、許可する

permit   公式決定、法律などに基づいて〜を認める、許可する(通例受け身形)"

ポイント

allow + 人 + to + 動詞

ポイント

permit + 人 + to + 動詞

 

let と違い動詞の原形ではなくて to とセットで使うことに注意。

Our teacher didn’t allow us to submit the papers after the due date.

先生は締切日を過ぎてのレポートの提出を許可しなかった

My boss allowed me to leave early.

私が早く帰ることを上司がOKしてくれた。(早退させてくれた)

 

上記の2つは let で言い換えることも可能です。

My school doesn’t permit students to use cell phones in the classroom.

うちの学校では生徒の教室での携帯電話の使用を許可していない

The gallery didn’t permit guests to take pictures of the exhibition.

そのギャラリーはゲストに展示の写真撮影を許可しなかった

学校もギャラリーも規則があるはずなのでフォーマルな permit を使っていますが、allow でもOK.

 

allow と permit を使った受動態の文

allow, permitを受動態(受け身)の形にして許可される」「許される」という言い方も頻繁に使われます。上記の allow と permit の例文を使って受動態に書き換えてみます。

ポイント

be動詞 + allowed + to + 動詞

We weren’t allowed to submit the papers after the due date.

締切日を過ぎてからのレポートの提出はさせてもらえなかった

I was allowed to leave early.

早退させてもらった。(早退を許可された)

ポイント

be動詞 + permitted + to + 動詞

Students are not permitted to use cell phones in the classroom.

生徒は教室内での携帯電話の使用を許可されていない

Guests were not permitted to take pictures of the exhibition at the gallery.

ギャラリーで訪問者は展示の写真撮影は許可されていなかった

 

letを使った受動態はない

先ほどmakeを使って「〜させられた」という受動態が be動詞 + made (過去分詞) +to+ 動詞の形で I was made to work overtime. となったのに対し、let は受動態にはできません

 

NG

X I was let to work overtime.

「許可された」「許してもらった」と言いたい場合には、allow や permit を用います。

I was allowed to work overtime.

I was permitted to work overtime.

残業を許可された

まぁ自分から残業をしたい人はあまりいないとは思いますが w

 

have

ここからが初級英語学習者が上手く使えない言い方です。

 

強制的に「〜させる」のでも、本人のやりたいように「〜させる(許可する)」のでもなく、例えば美容院や床屋で髪を切ってもらう時の「〜してもらう」や、折り返し電話させましょうか?という「〜させる」などは have で表現します。

 

自分で出来ないことを「依頼してやってもらう」とか、「義務や仕事として〜させる」など、お金を払ってサービスを受ける場合によく使います。「やってもらう」の意味なのか「させる」なのかは文脈で判断します。

 

他にも「自転車を盗まれた」という場合の「〜される」「〜られる」被害を表わす時にも have が使えます。have の他に get も同様で、より口語的になります。get の使い方は次に説明します。

 

 

have + 目的語 + 過去分詞

I had my hair cut.

私は髪を切ってもらった

 cut は現在形、過去形、過去分詞全部同じ cut-cut-cut

 

NG

よくある間違い
X I cut my hair.

自分自身で髪の毛を切ったならば I cut my hair. でもいいのですが、美容院や床屋で切ってもらう人が大多数だと思います。なので、ここでは have + my hair (目的語)+ cut (過去分詞)を使います。

 

また、get/have a haircut「髪を切ってもらう」というフレーズを使って言い表すことも出来て、実際に私はこちらの方をよく聞きます。

I got a haircut.

I had a haircut.

 

他の例

We had our broken fridge fixed.

壊れた冷蔵庫を直してもらった

I had my teeth whitened.

歯をホワイトニングしてもらった

 whiten (動詞)白くする、白くなる (white + en)

I’m going to have my nails done this weekend.

週末にネイルをしてもらう

do one’s nails 又は manicure one’s nails マニキュアを塗る、爪の手入れをする

 

被害を表す have + 目的語 + 過去分詞

何か嫌な体験ををした時や被害を被った時にも have を使って表現します。

I had my iPhone stolen on the bus.

バスでiPhoneを盗られた

She had her handbag snatched.

彼女はハンドバッグを引ったくられた

Dan had his arm broken playing basketball.

ダンはバスケットボールをしていて腕の骨を折った

 

have + 人 + 動詞の原形

人に〜をやってもらう、させる場合に、誰がやるのか、誰にさせるのかを入れたい場合には have の後に人がすぐきてその後に動詞の原形を置きます。

I had my car washed.

車を洗ってもらった

 

この文では誰に洗ってもらったのかはわかりません。なので以下のようにします。

I had Jeff wash my car.

ジェフに車を洗ってもらった

I’ll have him call you.

彼に折り返し電話させます

I’ll have my assistant make copies of the document.

アシスタントに書類のコピーをさせます

 

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get

最後に上記の have と同様の意味を持つ get ですが、話し言葉で使われることが多いです。
そして have とは別に、お願いや説得をした結果としてどうにかして〜してもらう、させる」という時にも使います。

文法は have とは違い、人の後に to が入るので注意が必要です。

 

get + 目的語 + 過去分詞

I got a new air-conditioning installed in the living room.

居間に新しいエアコンを設置してもらった

I got my hair dyed blonde.

髪の毛をブロンドに染めてもらった

 

get + 人 + to + 動詞の原形

I got my son to carry the huge bottled water to the kitchen.

その大きなボトル水を息子にキッチンまで運んでもらった

   water bottle 水を入れるボトル(容器) / bottled water 水が入ったボトル

My father is getting his car serviced this weekend.

父は週末に車を点検してもらうことになっている。

service (動詞) 機械や車などを点検する、修理する

My boss got me to take his dog to a dog obedience school.

上司の犬を犬のしつけ教室に連れて行かされた

これ私の本当の話です。日本人ボス w

I got him to stop smoking.

彼にタバコをやめさせた

 

make, let, have, get 使役動詞まとめ

「〜してもらう」「〜させる」というときの使役動詞の使い分けをまとめました。

  • make 強制的にさせる
  • let 本人のしたいようにさせる
  • have させる、してもらう(強制でも許可でもない)、〜される(被害)
  • get させる、してもらう(強制でも許可でもない)、(頼んで)やってもらう

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