「〜することを勧める」と言いたい時の recommend の使い方は少し厄介です。間違った文で話している人が多いので、この記事では recommend を自信をもって正しく使えるように、様々な音声付きの17例文を挙げて解説します。
目次
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recommend + 動名詞
recommend + 動名詞 = 〜することを勧める
誰に勧めるのかが重要ではない時には、recommend + 動名詞の形が最も自然です。
毎日新しいボキャブラリーを学ぶことをお勧めします。
医者が毎日運動することを勧めた。
ここで、recommend の後に「〜に勧める」のつもりで「人」を入れてしまいがちですが、これはNGです。誰に勧めたのかを示したい場合の言い方は、後に記します。
❌ My doctor recommended me to exercise every day.
❌ My doctor recommended me exercising every day.
recommend + 動名詞 否定文
recommend + not + 動名詞 = 〜しないように勧める
否定する場合には動名詞の前に not を入れます。
集中力を高める為に朝食を抜かないように先生が勧めている。
recommend (that) 主語 + 動詞（原形）
A recommend that B + 動詞の原形 = A が B に〜することを勧める
（that は省略可能）
誰に勧めるのか明確にしたい場合には、recommend that の後に人 + 動詞と続けます。主語にかかわらず、動詞が原形であることがポイントです。
腕立て伏せを毎日３０回するようにトレーナーに勧められている。
that 以下の主語に続く動詞は原形なので、次の文は間違いです。
❌ My trainer recommends that I have to do 30 push-ups every day.
❌ My trainer recommends that I should do 30 push-ups every day.
❌ My trainer recommends that I need to do 30 push-ups every day.
「勧める」の recommend の部分が過去形になっても that 以下の動詞が原形であることは変わりません。
毎日腕立て伏せを３０回するようにトレーナーに勧められた。
❌ My trainer recommended that I did 30 push-ups every day.
また、 that 以下の主語が三人称単数であっても、動詞は原形を使います。
先生が彼にスペリングを毎日練習するように勧めた。
❌ His teacher recommended that he practices spelling every day.
recommend (that) 主語 + 動詞（原形）否定文
recommend that 主語 + not + 動詞（原形）= 〜しないように勧める
否定文にする場合は、that に続く文の動詞の前に not を入れるだけです。
医者が私に甘い食べ物を食べないように勧めた。
❌ My doctor recommended that I don’t eat sugary foods.
ただ、これは自然な言い方ではないので、同じ内容は avoid を使って表せます。
医者が私に甘い食べ物を食べないように勧めた。
または eating は言わなくてもわかるので、省略します。
医者が私に甘い食べ物を食べないように勧めた。
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be 動詞の場合
（１）recommend + being ~ = 〜であるように勧める
be 動詞を使うもので、誰に勧めたのかが重要でない場合は recommend の後を being にします。
コーチはトレーニング中しっかり規律を守り、集中することを勧めた。
（２）recommend that 主語 +be 動詞（原形）= 〜であるように勧める
誰に勧めたのかを入れる場合は、that の後に置きます。
キャリアアドバイザーは、私が面接時に堂々と自信を持って臨むよう助言した。
自分の感情についてもっとオープンで正直になるようセラピストに勧められた。
be 動詞の否定
（１）recommend + not + being = 〜でないように勧める
否定する場合は being の前に not を入れます。
セラピストは、自分に対して厳しくなりすぎないよう勧めている。
（２）recommend that 主語 +be 動詞（原形）= 〜でないように勧める
栄養士は、加工食品に依存しないようにと私たちに勧めた。
文法上は正しいのですが、これも自然な言い方ではないので、以下のように avoid を使った方がベターです。
栄養士は、加工食品に依存しないようにと私たちに勧めた。
recommend + 人の意味は？
recommend のあとにすぐ人が続くのは、その人物自体を何かに勧める時のみです。
上司が私はチームリーダーに推薦した。
それに関してはケイトに話すのがベストだと思うよ。
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recommend + 名詞 + to 人
人に〜を（名詞）を勧める、は recommend のあとに目的語を置いて、to + 人と続けます。
私にこの地域で上手な美容師さんを教えてくれない？（お勧めしてくれない？）
ルームメイトが私に別の台所洗剤を勧めた。
まとめ
「勧める」recommend の使い方として以下の通りまとめました。
- recommend + 動名詞
- recommend + that 主語 + 動詞原形
- recommend + being
- recommend + that 主語 + be 動詞原形
- recommend + 人
- recommend + 名詞 + to 人
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