旅を表す英語は travel, trip, journey などがありますが、それぞれ若干ニュアンスが違います。中には比喩的な意味を持つものもあります。この記事では各々の単語の意味のニュアンスの違いや使い方を解説し、音声付きの22例文でわかりやすくまとめています。
目次
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travel の意味とニュアンスと使い方
travel は一般的な「旅行」の意味で使われ、動詞と名詞があります。
動詞としては主に(長距離を)旅行するの意味で使われ、他にも、〜へ行く、通う、(知らせ、音、光などが)伝わる、(列車、宇宙船などが)進む、を表します。
名詞ではあまり使われなくなってきてはいますが、一般的な旅行、主に遠方への旅行、また移動、進行、運行の意味があります。
また、他の単語と一緒になり次のような意味になります。
- travel alert 旅上勧告
- travel agency 旅行代理店
- travel advisory 渡航助言
- travel certificate 渡航証明
- travel cost 交通費
- overseas travel 海外旅行
- space travel 宇宙旅行
- train travel 鉄道の旅
- unlimited travel 乗り放題
travel 例文
travel 動詞
travel を動詞として使う例文です。
アジアを旅行したい。
バイクで中国を1000キロ以上旅した。
このパスで10日間追加料金なしで旅行できる。
音は水中を伝わる。
毎日職場までどれくらい距離があるの?
電車は時速20キロで走っていた。
travel 名詞
次に travel を名詞として使う例文です。
週日の旅行には割引がある。
旅行クーポン券をもらった。
旅行は刺激的だ。
仕事で頻繁に海外へ行っている。
trip の意味とニュアンスと使い方
次に、trip は様々な「旅行」を意味する一般的な語で、行って戻るという往復のニュアンスが含まれます。
前にshort や quick など形容詞がつくことも多いです。
名詞としての trip には、旅行、旅、近場への外出、移動などの意味があります。よく使われる表現として以下のようなものがあります。
動詞 + trip
- book a trip 旅行の予約をする
- go on a trip/take a trip 旅行に行く
- make a trip (用事で)出かける、出向く
- come back from a trip 旅行から帰る
- win a trip 旅行が当たる
名詞/形容詞 + trip
- a long trip 長旅
- a day trip 日帰り旅行
- a school trip 遠足
- a boat trip 船旅
trip 例文
会話で使われる trip の例文です。
気をつけて旅行に行ってきてね。
マレーシアは初めてです。
シンガポールへは出張で行ったことがあります。
ブータン旅行はどうだった?
川越まで日帰り旅行に行った。
食料品店に行ってきてくれる?
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journey の意味とニュアンスと使い方
最後に、journey には名詞と動詞がありますが、主に名詞として使われることが多く、特別な目的のある長距離の旅、旅行を意味します。
journey のポイントは、ある場所から他の場所へ移動する期間(時間)や、ある状態から時間をかけて別の状態へ変わる過程、道のりというプロセスにフォーカスがあることです。
また、比喩的に旅、〜への道のり、の意味があり、
- spiritual journey スピリチャルな旅
- journey to success 成功への道
- self-discovery journey 自己発見の旅
のような使い方もします。
動詞の journey は「旅をする」の意味ですが、会話ではあまり使われません。
journey 例文
名詞
山間の村へ徒歩で行くのに3日かかる。
車の長旅の間、寝ていた。
減量(の道のり)は大変だった。
ここまで来るのは長い道のりだった。
ヨガを始めた時に魂の旅が始まった。
take up 趣味などを始める
動詞
町を出て南へ旅した。
まとめ
- 一般的な長期間の旅の意味がある travel
- 一般的な旅行と行って帰る往復のニュアンスのある trip
- 目的のある長旅とそのプロセス、また比喩的な旅の意味を持つ journe
についてまとめました。
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