gaslighting という言葉を聞いたことがありますか?この単語は最近よく使われるようになった単語で、心理的な操作の一つを指します。この記事では、gaslightingとはどのような意味で語源は何なのか、どのように使われるのか、日常会話で使われる例文を挙げて解説します。
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gaslighting の意味
gaslighting とは、相手を混乱させて自分の意見や信念を押し付け、自分自身の利益のために相手をコントロールしようとする心理的な操作のことです。gaslighting されることよって被害者は、自分の感情や現実感覚が歪められてしまうことから、精神的(心理的)虐待と見なされます。
例えば SNS上でのガスライティングの例として、特定の個人やグループを攻撃し、傷つける投稿やコメントをすることで、被害者を混乱させたり、政治や社会問題に関するフェイクニュースを拡散し、人々の判断力や現実感覚を狂わせたり、カルト団体が信者を自分たちの考え方や信仰に従わせるために、マインドコントロールするなどの行為も gaslighting です。
gaslighting の語源
gaslighting の語源は、1938年にイギリスの劇作家パトリック・ハミルトンによって書かれた 『Gas Light(ガス燈)』を元に、1944年にアメリカで制作されたサスペンス映画『Gaslight』に由来します。
このストーリーでは、妻が自分が狂気に陥っていると信じ込ませるために、家のガス灯を暗くし、そのことを妄想だと主張する夫の操縦に徐々に巻き込まれていく様子が描かれています。
このような心理的な操作で相手の認識や記憶を疑わせる行為をガスライティングと呼ぶようになりました。
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gaslighting 使い方
次に gaslighting の使い方のポイント挙げます。
- gaslighting の元の動詞は gaslight で、過去形は gaslighted 又は gaslit
- gaslight は他動詞なので、後ろに him, her など(目的語)が必要
- 受動態では、 be(動詞)+ gaslighted/gagaslighting 例文t される、の意味
- gaslighting は名詞または動名詞
gaslighting 例文
gaslighting はひと言で訳せる言葉ではないので、文のコンテクストによって様々な意味になります。
彼女はインスタのコメントで嫌がらせを受けた。
その記事は虚偽の情報で読者を混乱させたと非難された。
be accused of ~ 〜で非難される
指導者は、自分の認識に疑問を抱かせるようなやり方でフォロワーたちを操作した。
perception 知覚、認知
ガスライティングは、精神的虐待の一種だ。
emotional abuse 精神的虐待
彼女は洗脳されて、真実を理解するまでに時間がかかった。
彼は妻を支配するために、思考や感情をコントロールする手法を使った。
gaslighting tactics ガスライティングの戦術
彼はずっと両親によって思考や感情を操作されていたことに気づいた。
彼は自分のミスを隠すために、同僚たちをだまして誤魔化した。
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まとめ
誰かを心理的に操り、記憶、認識、現実感覚などを歪めることを意味する gaslighting をご紹介しました。
Twitter で英語学習者向けに英語表現などを発信しています。 @ezeigo2019