「後悔する」「悔やむ」を表す、regret、remorse/remorseful、repent/repentance、lament の表現について、それぞれの単語のニュアンスの違いや使い方はどうなんだろう?例文で知りたい、という方に向けて、会話で使える音声付きの26例文で解説します。
目次
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regret
regret 意味
regret には動詞と名詞があります。動詞の regret は「後悔する」を表す最も一般的な単語で、過去の行動について後悔する場合に使用されますが、深い罪悪感や自己嫌悪感を伴わないことが多いです。
名詞の regret は、自分の発言や行為に対する「後悔」「遺憾」「残念」「悔い」の意味です。
regret 使い方
動詞として使う場合は、主に次の使い方があります。
- regret + 動名詞(後悔している行動)
- regret + not + 動名詞(やらなかった行動)
- regret + 名詞(句、節)
- regret that ~
regret + 動名詞は 【regret + having + 過去分詞】の形でも表すことができます。
名詞として使う場合は、regret の後に about, for, over, that 節が続きます。
残念ながら採用を見送らせていただきます。
就活で不採用の通知にこのように書かれています。
regret 例文
動詞
彼女に秘密を話したことを後悔している。
彼女に秘密を話したことを後悔している。
仕事を辞める決心をしたことを後悔していない。
プロジェクトの締め切りを逃したことを後悔している。
あなたに言ったことをひどく後悔している。
名詞
学校を辞めてしまったことを後悔している。
上司はもっと早く私を昇進させなかったことを後悔していると言った。
シンガポールの仕事のオファーを断ったことを後悔することがある。
remorse/remorseful
remorse/remorseful 意味
remorse は「自責の念」「深い後悔」「良心の呵責」という名詞で、自分が過去に行った悪事について深い後悔や自己責任感、罪悪感を持つ場合に使用されます。
remorseful は形容詞で「後悔の」「悔恨の」「悔恨にあふれた」の意味です。
remorse/remorseful 使い方
remorse、remorseful と共によく使われる動詞は次のものがあり、あとには about, for, over などが続きます。
- feel/have remorse 後悔する
- express remorse 後悔を表明する
- show remorse 後悔の気持ちを示す
- be filled with remorse 後悔の念に囚われる
- be full of remorse 深い後悔に苛まれる
- feel remorseful 後悔する、悔い改める
remorse/remorseful 例文
彼に嘘をついたことを深く後悔し、良心の呵責を感じた。
彼らが心から謝罪し後悔の念を示したので受け入れた。
彼を傷つけたことで自責の念に苛まれている。
自分のしたことに気づいて彼女は深く後悔した。
彼は家族と十分に時間を過ごさなかったことを深く後悔している。
被告人は裁判中、後悔しているように見えた。
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repent/repentance
repent/repentance 意味
repent は「後悔して改心する」の意味で、自分の行動や態度を改めて、良い方向に向かおうとする決意を表します。宗教的な意味合いでも使われ、フォーマルな表現です。
名詞 repentance は、「後悔」「悔い改め」の意味です。
repent/repentance 使い方
動詞 repent は、自動詞と他動詞の両方の使い方があります。他動詞の場合、目的語を伴い、以下のように表現されます。
- repent + 名詞(句、節)
- repent + that ~
- repent of/for ~
- repent + 動名詞(あまり一般的ではない)
名詞 repentance は、後に of や for を伴うことが多いです。
repent/repentance 例文
彼は罪を悔いた。(懺悔した)
彼女は過去の失敗を悔い改め、より良い人間になることを誓った。
彼女は自分の間違った行動に気づいて改心した。
公判で被告は犯した罪を悔やんだ。
彼が自分の行いを後悔している様子は見られなかった。
彼らの深い悔いは心からのものだった。
lament
lament意味
lament は動詞で「嘆き悲しむ」 「残念に思う」という意味で、ある出来事や状況に対して深く悲しんだり、嘆いたりする場合に使われます。自分自身の行動の後悔よりも、外部の要因によるものが多いです。lament はフォーマルな表現で、日常会話ではあまり使われませんが、文学や芸術、哲学などで出てきます。
lament には名詞もあり、「嘆き」「後悔」「哀悼の歌/詩/言葉」を表します。
lament 使い方
lament には自動詞、他動詞と両方ありますが、他動詞として使う場合には主に次のように表現します。
- lament + over ~
- lament + 名詞(句、節)
- lament + that ~
名詞としての lament は、あまり一般的ではありませんが、うしろに for を伴うことが多いです。
lament 例文
教師は生徒の成績が芳しくないことを嘆いた。
彼女は時が過ぎ去ったことを嘆いた。
彼はチャンスを逃したことを悔やみ続けた。
彼女は一晩中嘆き悲しんでいた。
彼の歌は失愛の悲しみの歌だった。
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まとめ
- regret 後悔する
- remorse/remorseful 深い後悔
- repent/repentant 後悔する(フォーマル)
- lament 嘆き悲しむ
の表現についてまとめました。
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