今回は、あまり聞きなれないフレーズ “ at the mercy of ~” について、その意味と使い方を音声付きの例文と共にご紹介します。
辞書を引けば at the mercy of は「なすがままに」と出てきますが、もっと会話的な日本語で言うと何なのか?そしてそれを使ってどのように文にするのかがわかります。
目次
スポンサードリンク
at the mercy of の意味
???
I don’t want to be at the mercy of my emotions.
この意味は何でしょう?
mercy の主な意味は「慈悲」「情け」ですが、at the mercy of ~ で「〜のなすがままに」「〜に翻弄されて」の意味になり、
自分の感情に支配されたくない。
ということになります。
at the mercy of ~ の定義はロングマン英英辞典によると
"unable to do anything to protect yourself from someone or something"
(訳)自分の身を守ることが何もできないこと
慈悲や情けは神様や仏様から与えられるものなので、人間の力ではどうにもできないことから「〜のなすがままに」の意味になります。
文脈によって
- 〜のなすがままに
- 〜に左右されて
- 〜に翻弄されて
- 〜の手中にある
- 〜に振り回される
にもなります。
at the mercy of を使った例文
私たちの多くがメディアに翻弄されている。
予定がいつも子供に振り回される。
農業従事者は自然環境に左右される。
彼の運命は陪審員の手中にある。
ボートは嵐に翻弄された。
不法移民は搾取する雇用主のいいなりになることがよくある。
exploit (動詞)私的目的に利用する、搾取する
exploitative (形容詞)搾取的な
スポンサードリンク
関連表現
mercy を使った関連する表現を挙げます。意味はだいたい同じですが、使い方が様々です。
at someone’s mercy
〜のいいなりになって
自立しないと。彼のいいなりになってちゃダメだよ。
have someone at one's mercy
(人を)意のままにする
小さな子供が3人いて、振り回されている。
at the mercy of/at one's mercy まとめ
自分でコントロールすることができず「〜のなすがまま」になる状態を表す at the mercy of ~ の様々な使い方と日本語のバラエティをまとめました。
Twitter で英語学習者向けに英語表現などを発信しています。 @ezeigo2019