disturb と聞くとホテルのドアノブにかかる DO NOT DISTURB. のサインを思い浮かべる方も多いと思います。
「起こさないで下さい」または「入室しないで下さい」の意味ですが、英語圏で暮らしていると disturb が「邪魔をする」「阻害する」以外の意味でも使われていることに気付きます。
今回はこの disturb が特に ing を伴って disturbing として使われる場合の意味と使い方を音声付きの例文と共のご紹介します。
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disturbing が使われる場面
まずこんな会話があったとします。
B: Yeah, it’s very disturbing
A: 新聞一面に載ってる飛行機墜落事故の写真見た?
B: うん、______。
ここでは「邪魔をする、阻害する」の意味で捉えると変ですよね。自然な日本語としては、B: うん、痛ましいね。という感じです。
disturbing には、人の心をかき乱す、不安にさせる、動揺させる、気がかりな、動揺させる、不穏な、嫌悪感を抱かせる、などの意味があります。
Macmillan dictionary によると disturbing は、
" making you feel extremely worried or upset "
(訳)人をひどく不安にさせたり動揺させること
と書かれています。
上の例では、何か凄惨な事件などがあった時に、その酷さに心を痛めていることを表現しています。
disturbing を使う例文
ここでは「邪魔する、妨害する」以外の意味で使われる disturbing の例文をご紹介します。
ネットで嫌なものを見てしまった。
自分を動揺させるものを見た、という意味です。
昨夜ヤな夢を見たんんだけど、正夢になりませんように!
ここでの disturbing は「気がかりな」「不安にさせる」のニュアンスです。
不法移民に対する扱いはとてもひどいね。
undocumented 登録されていない、つまり「不法入国の」
ニュースなどを観ていて、嫌悪感を抱いているイメージです。
インターネットの児童の性的搾取はひどい。
心を痛めているのと同時に嫌悪感も抱いているニュアンスが含まれます。
その動画には視聴者を動揺させる恐れのあるシーンが含まれています。
「閲覧注意」のことを “Viewer discretion is advised. “ と言いますが、具体的にいうとこの「動揺させる恐れがある」ということですよね。disturbing to ~ でも同じです。
あの男には何か変な感じがしていて、不安に思っていた。
ここでは「心を痛める」というよりも「不安に感じる」の意味で使われています。 何か嫌な感じがしていた、ということです。
「思う」「感じる」の find it ~ の使い方につての記事はこちらをご覧ください。
あんなに心をかき乱される映画は観たことがない。
ショッキングな内容に非常に動揺した、のニュアンスです。
このように disturbing の後に名詞を置いて disturbing な〜ということもできます。
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disturbing まとめ
- 人の心をかき乱す
- 不安にさせる
- 動揺させる
- 気がかりな
- 不穏な
- 嫌悪感を抱かせる
を表す disturbing の表現をまとめました。
Twitter で英語学習者向けに英語表現などを発信しています。 @ezeigo2019