少数民族の村を訪ねる旅がしたくて、ガイドさんと息子の3人でラオス北部の山奥まで来た。
電気のない、昔ながらの暮らしをするカム族の村で一夜を過ごし、2日目のトレッキング。今日はどんな世界が待っているのだろう。
トレッキング初日からの記事はこちらです ↓
-
【ラオスでトレッキング】ルアンナムター発 電気のない少数民族村①
中国とミャンマ ...
続きを見る
スポンサードリンク
ラオス北部トレッキング2日目
前夜降った大雨で、地面がぬかっていて歩きにくい。倒れている木もかなりある。
このオレンジの果物はマンゴスチンの親戚だそうで、そっくりの味だった。
小川がたくさんあって、中を歩く時ちょいキンチョーした。
その時の「ボルネオ島ジャングル体験記」はこちら ↓
-
【ボルネオ島 ジャングル体験】ハンモック一つでジャングルに泊まる!
数年前の年末{ ...
続きを見る
しばらく歩いたら、迷彩服を来た男性が現れた。片手に鉈。
ワナを仕掛けて、山の小動物を捕るらしい。
えっ、こんなのにかかるの?って感じなんだけど、村の周辺に50ヶ所以上仕掛けを作り、安定の捕獲率だそう。
そういえば、前日にも猟犬と共にイノシシ狩りをしている村人に遭遇したな。イノシシが掘り返したという、竹の根っこが食い荒らされた跡が森にあった。
と同時に、息子の指にトゲ刺さる。
ガイドさんの紐で応急処置。
でも、ちょっと行くとまた取れて、メッチャ歩きづらい。涙
村人の足で3時間のところを4時間以上かかってようやく都会の香り漂う村へ到着。笑
ここでお弁当タイム。左から時計回りに
• 焼きラタン
• ゆで卵
• 焼きナスのチリ和え
• もち米
手でチョイチョイと丸めて食べるのに慣れてきた。
ラオス料理美味しすぎ!
と息子も。
タイダム族の村
ベトナムにルーツがあるというタイダム族(黒タイ族)の村で2泊目。
この村は、電気もテレビもあり、数キロ先の町へ出て働いている人も多いそう。
とは言え、10年前までは水源は川のみ。
現在でも、家庭に水道がある家はあまりない。
夕暮れ時シャンプーのボトルを持って川へ向かう人をたくさん見た。
夕飯作りを手伝う。タケノコを煮る。
ここでの晩ご飯は、
• 豆腐と豚肉のピリ辛炒め
• タケノコのスープ
• ラオスチリペースト
• 青菜の炒め物
• もち米
ガイドさんを介してステイ先の家族と話が弾む。言葉が通じなくても、お互いニコニコ。
言語でコミュニケーションが取れない時、笑顔は最高のツールになると思う。
『あなたに敵意は抱いてないですよ』『親しみをもっていますよ』という表れ。
今までの旅でも、何度も助けられてきた。
ラオス北部トレッキング3日目
3日目の朝がきた。
ガイドさんと一緒に、朝ご飯とお弁当を作る息子。
辛く濃い味のおかずの他に、薄味のおかずが一品ある。この場合はゆで青菜。カゴの中はもち米。メッチャ合うなぁ。ラオスのご飯がこんなに美味しいって 世界は知るべきだと思う。
私たちがチリペーストをペロッと平らげてしまうので、何度もお代わりを入れてくれた。この朝食べたチリペーストの美味しさは、一生忘れないだろう。
カヤックで川下り
ステイ先の家族に別れを告げて、息子お待ちかねのカヤックの時間がやってきた。
さて、ここからメコン川へ続くナムター川4時間の旅へGO!!
こんな静かなナムター川をゆっくりと進む。
『息子 & ガイドさん』『私 & ここで新しく登場した別のガイドさん』の2隻。
カヤックと言っても簡単なゴムボート。水が入ってきていきなりお尻ビチョビチョに。
歓声が聞こえてきた。
子供たちが次々と木からジャンプして川に飛び込んでいる。自然の中の遊びっていいなぁ。
陸へ上がれるところを見つけてランチ休憩。
ライフジャケットをテーブルにして、朝作ったお弁当。
• 卵炒め
• キャベツの煮物
• 豚のチリ炒め
• チリペースト
• もち米
わかる〜!
スポンサードリンク
ランタン族の村
しばらくしてまた川を下り、遠い昔に中国から移ってきたというランタン族の村へ。
ランタン族はラオスの少数民族の中でも特に数が少なく、老人は中国語の読み書きができるそうだ。
民族衣装の藍染の生地を作る女性たち。
昔ながらの生活を守り続けているんです。
とガイドさん。
藍染の作り方
まず、この水の中に藍の葉っぱを浸けておくと、色が出て水が黒くなる。
そこへカゴに入れた灰を加えて着色する。
成人女性の民族衣装は、一着上下でアメリカドル$70はする高価なものだとか。
ランタン族にとって、彼ら独自の衣装はとても大事。
他の少数民族が、民族衣装を着なくなる傾向にある中で、ここではまだ伝統が崩れていないんですよ。
… と力説するガイドさんの後ろを、ジーンズにTシャツの若いコがスタスタ。笑
再び川下り
ランタン族の村を後にして、川下りの途中でさらにいくつか別の少数民族村に寄った。
カヤックここにて終了。
専用トゥクトゥク(タイでいうソンテオ)が迎えに来て、田んぼの中を走り町へ。
このドライバーさん、えっらくお醤油顔で、私たちは勝手に〈中田さん〉と呼んでいた。ワタシこの中田さんに気に入られてしまい、一緒に写真を撮ったり、助手席に座れと言われたり、アハハな体験だった。
ルアンナムター Luang Namtha
ラオスに来る前は、聞いたこともなかったこの土地に、様々な民族が暮らしを営んでいる。
カヤック焼けで一気に黒くなった私の腕と、ズボンを履いていてセーフだったふくらはぎの写真を載せておきます。同一人物です。笑
トレッキング会社情報
このトレッキング+少数民族村訪問ステイを、全て私たちの希望通りにアレンジしてくれたのは、ルアンナムターで評価ぶっちぎりトップのエージェンシー、Forest Retreat Laos (Eco Tourism Specialist)です。
代表者が少数民族出身で、利益もコミュニティに還元される理想の形。柔軟で誠意ある対応、ガイドさんの質、全て評判通りでした。断然おすすめ!
ホームページ
YouTube
ちなみに、ここはレストランもやっていて、雰囲気もいいし美味しいので是非。
そして… ジャーーーン!
その話はまたいつか書こう。
オシマイ
ラオス山奥トレッキング初日の記事はこちら