マレーシアの生活を豊かにしてくれる市場。
私のペナンライフは、この市場(マーケット)の存在なしには語れません。
生鮮食料品が盛りだくさんのローカル市場へ行き、安くて美味しい朝ごはんを食べ、お店の人とおしゃべりしたり、見たこともない果物や植物、初めての食べ物などに出逢ったりするのが、とんでもなく楽しいです。
今回は、ペナン島北部のタンジュンブンガ地区にある『タンジュンブンガ市場』の様子をレポートします。
ここのフードコートにある美味しいペナンご飯や、市場でよく行くお店などを紹介します。値段は2019年9月1日の為替レートRM1= 25円で計算しています。
まずはペナン Rapid バス101や102も走っている大通りを曲がり、バスターミナルを角にして奥へ行くと、最初の写真のように視界が開けています。
まっすぐ奥は新設の Prince of Wales Island International Primary School なので、左手にある写真2枚目の駐車場か、または裏へ回るとさらに駐車スペースがあります。
ビルの手前が3つに分かれたフードコートで、奥の建物(写真3枚目)が市場になります。記事の最後に地図を載せています。
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フードコート
ここは早い店は朝7時ころから開き、全体的にはお昼前までやっていますが、10時半あたりにはもう完売で閉まってしまうお店もあるので、私は10時過ぎぐらいまでには行くようにしています。
それでも物によっては(マレーシアの朝ごはんナシレマなど)もっと早い時間に売り切れてしまうものも。
麺類から、ご飯系、インド飯、西洋風朝食、飲茶、様々なご飯屋がある中で、我が家のお気に入りBEST5をご紹介。
コイテオスープ Koay Teow Soup
(小)RM4.5 /¥113 (大)RM5/¥125
鶏の出汁のスープにお米でできた麺、ミートボールや青菜、唐辛子の醤油漬けがアクセントになって激ウマです!これなしではもう生きられない。笑
実際の発音はクァイティアォに近いです。
マサラトーサイ(マサラ・ドーサ) Masala Tosai
RM2.5/¥63 プレーントーサイはRM1.5 /¥38
インド系屋台のトーサイ(ドーサ)はお米を発酵させた生地を、薄くクレープのように焼いたもの。
マサラ・ドーサにはその中にカレー味のポテトが入っています。これを3〜4種類のカレーをミックスしたもの(左のお椀)に浸けながら食べます。ボリュームたっぷりなのでお腹いっぱいになる。
ここの女将さんは、全て一人で切り盛りしていていつも忙しく「カレーが足りなくなったら、どうぞ入って自分で持ってって〜!」なんていう気さくな人で、よくキッチンにお客さんが入っています。そしてお代わりしても追加料金をとらないという太っ腹ぶり。
チキンライス
チキンライス(小)RM4.5/¥114(大)RM 5.8/147
ペナン中チキンライスのお店はたくさんあれど、ここのチキンライスが一番好き。
《 理由 》
- 鶏肉の骨がなくて身が柔らかい
- チキンスープで炊いたご飯にガーリックがほんのり香って天国
- タレが醤油のアッサリ系でどぎつくない
- ついてくるスープが薄味でチキンに合う
- キュウリが爽やか
ロティチャナイ Roti Canai
RM1.2/¥30
マレーシアのインド系朝ごはん、ロティチャナイ。小麦粉を練って一晩寝かせた生地を、何層にも折りたたんでからマーガリンなどの油たっぷりで薄く焼いたふわふわのマレーシア版「パンRoti」。これを手でちぎって豆のカレー「ダール」や何種類かのカレーにつけて食べます。
マレーシアに来た当時、息子がハマって市場へ行くとそれしか食べなかったくらい美味しい。カレーと言っても日本のカレーとは違い、サラッとしています。カロリーは相当高そうだけど。
さらなる魅力はお値段。今でこそ値上がりして1枚RM1.2 /¥30になりましたけど、来てから数年間はRM0.9/¥23でした。マジで、儲けはゼロかまたはマイナスなのでは?と心配になるほど。
ホッケンミー(福建麺)Hokken Mee
(小)RM4/¥101 (大)RM5/¥125
海老の出汁が効いたスパイシーなホッケンミー。首都クアラルンプールの方では、プロウンミー(Prawn Mee)と呼ばれているそうですが、ここペナン島では福建省「ホッケン」+麺「ミー」のスープ麺です。
このお店のホッケンミーはスープが濃厚で美味しい。小麦粉の中華麺か春雨か、またはミックスか選べて、私はいつもミックスを頼みます。
スパイシー?と聞かれてイエス!と答えると、レンゲに唐辛子ベースのスパイシーソースを入れてくれます。この画像の青いレンゲの上の味噌のように見える奴です。
ドリンク屋
フードコートにドリンク屋はいくつかありますが、砂糖たっぷりの甘いものがほとんどなので私は今は朝は何も頼みません。
ホットコーヒーからジュースや、豆乳、缶入りドリンクなど色々あります。 フードコートのテーブルについていると、各お店からひっきりなしにドリンクの注文を取りに来ますが、No thank you. + スマイルでオーケー。
別の地区にあるフードコートでは、ドリンク注文はマストとか言われたことがあるのですが、ここはそういった強制はなし。
店舗がなく外にブースを出しているお店
これは日によって変わります。食べ物から、観葉植物、下着、古着、お菓子、フルーツ、木製品、おもちゃ屋、日用雑貨、掃除用具、キッチングッズ、パンなど様々なものが売られています。いくつか紹介しますね。
ナシレマ Nasi Lemak
マレー系の典型的朝ごはん。ココナツミルクで炊いたご飯に、揚げた小魚、ゆで卵にサンバルと呼ばれる唐辛子のスパイシーで甘辛いソースがかかっています。
バナナの葉っぱに三角形に包んであって、マレーシア版オニギリのような。中身は大きめの魚や、ピーナッツ、キュウリなど入っている場合も。
値段は様々ですが、RM1(¥25)からサイズの大きいものはRM2(¥50)くらい。
お店によってサンバルソースの味がかなり違うので色々試すとマル。息子いわく、
お菓子
量り売りで買うようですが、自分は買ったことがないです。小麦粉系のお菓子が多い印象。
木製品 … というかイス?足置き?
こちらも自分は買ったことがないですが、、結構よく売れているので品質が良いのかな。
古着
一着だいたいRM5/¥125からRM10/¥250で、日本や韓国の古着が多いようです。ユニクロの日本語表記のタグをよく見ます。
観葉植物
オレガノ、バジル、ミント、チリ、など料理に使えるハーブ類から、目の保養になる観葉植物や少し大きめの鉢植えまで色々取り揃えています。
「ローズマリーありますか?」などと聞いて「今日は持ってきてないから次回持って来ますね〜」って数日後に買ったこともあります。
育て方も丁寧に教えてくれて、ここに寄るの楽しみ。値段は大手スーパーTESCOよりずっと安いです。
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市場 マーケット
そして楽しい楽しい奥の市場。これが正面から入ったところです。2階があるのですが、こちらは立ち入りできません。というか、6年半通っていてもどこから上がるのかもわからない謎のスペース。笑
フレッシュココナツ屋
ここで生のココナッツをシュレッド状にしたり、ジュースにしたり。
たまご屋
大きさによって違うたまごの値段。そして時期にも。しばらく前は1個RM 0.38/¥9.5くらいだった気がしますが、ずいぶん値上がりしましたね。こちらも好きな個数買えます。
自分で空いた卵パックを持っていけばそれに入れてくれ、なければ新聞紙を間に挟んで割れないようにうまくビニールに詰めてくれます。
魚屋
量り売りか、または小さいエビや、アラなどは1皿いくらという価格設定。
見ているとお客さんはみな素手で魚をひっくり返して選んでいます。その手はシャツの裾などでふきふき … 笑
八百屋
八百屋さんはいくつもあって、だいたい価格は似たようなもの。産地を気にする私に「今日は○○産の長芋もあるわよ〜」と教えてくれたり、「息子さん最近見ないけど元気?」と声をかけてくれたり、色々嬉しいのでこのお店一択。笑
どこのお店も、自分の欲しい分量だけ買えるのが市場のいいところ。ただスーパーで買う方が野菜はかなり安いです。
豚肉コーナー
マレーシアはイスラム教が国教なので、マレー系の方は豚肉は食べません。けれども、ペナン島は住民の過半数以上が中華系なので、豚肉は大事な食材。市場のいっちば〜〜〜〜ん奥にこのようにひっそり売られています。
最初、ゲッ!直接こんなところに乗ってる … と思ったものですが、もう気にならなくなりました。ここのお肉はめちゃくちゃ新鮮です!自分の希望する部位を選んで切ってもらったり、また機械にかけてひき肉にしてもらったり。
スーパーのパック入豚肉より融通がきいて、さらに値段もずっとこちらのほうが安い。だいたい豚の挽肉500gでRM5/¥125 くらい。
特にオススメなのがこのローストポーク。外側カリッで中は柔らかく絶品。甘辛醤油味と塩味があり、特に塩味のポークが美味しいです。
果物屋
果物屋さんも数軒あります。質はスーパーの果物より断然ベターで、甘くてよく熟れている。ただ値段がそれなりにするので、ジュースにするような果物は、私はスーパーか、または市場の外にトラックで来ているようなお店から買います。
乾物屋 + α
生鮮食品以外の、缶詰や瓶詰のものなども奥にあるお店で揃います。お米や豆、出汁にする煮干しや干しエビ、干し椎茸など何でもあり。
インド系花屋
牛肉屋
いつもいるわけではない牛肉屋さん。牛肉が手に入りにくいので、かなり貴重な存在。
インド系乾物屋
お米なども量り売りしていて、私はここでもち米を買ったりしています。カレー粉や、写真の通り野菜も少々あり。
鶏肉屋
その日に絞めた鶏をそのままバン!と出して売ってます。もも肉と胸肉を買うことが多いですが、骨を外してもらったり、皮は取ってもらったり、など注文に応じてくれる。ちなみに外した骨は別のビニールに入れてもらいスープにしています。値段はTESCOと同じくらい。
タイ食材屋
タイのお米やカレーペースト、コンデンスミルク、タイティなど色々揃うありがたいお店。
市場の食材の値段
実際に何がどれくらいするのか、撮ってある写真と記録から載せてみます。金額は合計金額です。
RM9.3/¥233
右下の緑のものは東南アジア料理に欠かせないライム
RM10/¥250
大きめマンゴー
RM19.3/¥483
左下は2個は肉まん、右上は豆腐二丁、右のビニール袋は豚の挽肉合計500g
RM10/¥250
豚肉の肩ロース 650g
RM8/¥200
右下は新生姜
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まとめと地図
以上タンジュンブンガの市場の様子でした。ここに掲載したお店はごく一部で、実際はもっと多くのお店や食べ物やさんがあります。気になる方はぜひ訪れてみてください。
タンジュンブンガ海沿いの宿泊施設、フラミンゴホテル(Flamingo Hotel)、レインボーパラダイスビーチリゾート(Rainbow Paradise Beach Resort)、コプソーンオーキッドホテル(Copthorne Orchid Hotel)からも徒歩圏内です。
最後になりましたが、火曜日の夜にはナイトマーケットが開催され、普段はない食べ物屋さんや、お店が色々出るので楽しいですよ。
タンジュンブンガ マーケット 営業時間 6:00 a.m – 3:00 p.m.
公式にはこのような営業時間になっているようですが、正午を過ぎると店じまいを始めたり、すでに閉まっている店もあるので、午前中がベスト。
オシマイ
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