20年以上にわたり英語教育に携わってきましたが、日本人の多くが英会話でつまずいている一因は、アウトプットの少なさではないでしょうか。多くの方々が、英語を話す機会や練習の場に恵まれず、英会話をハードルが高いと感じでいるように思います。当然ですが、英会話は話す量が多いほど上達します。
個人的な感想を↑このような吹き出しで記載します。
この記事では、英会話講師目線でトーキングマラソンの特徴と効果、使用方法、向いている人と向いていない人、メリットとデメリットとその解決策、購入検討者が迷う点を解説し、口コミ、登録/支払い/解約方法などについても載せています。実際に私が使ってみた正直な感想もお伝えしますので、プロの見解を知りたい方はぜひ参考にしてください。
↓ 公式サイト ↓
目次
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トーキングマラソンとは？
- スマホにダウンロードして使う自主トレーニングアプリ
- アルクの『キクタン英会話』520個の頻出フレーズを基にした会話練習
- ６秒の制限時間でスピーディーな反応力を鍛える発話訓練
- 週５日、毎日３０分の利用でひと月75,000語の圧倒的な発話量を実現
- ２週間の無料お試し期間付き
トーキングマラソンはスピーキング能力の向上に焦点を当てた教材です。この教材は、自分からうまく発話できない人や、相手の問いかけに即座に反応できない人が練習するための理想的なツールです。
トーキングマラソンの特徴
- 自分で考え発話する訓練になる
- 同じフレーズを何度も練習できる
- 実際の場面で使う表現を学べる
- ロールプレイ形式で話の流れの中でフレーズを覚えられる
- フレーズから応用表現を学べる
- 相手が人間ではないので気楽に練習が可能
- 毎月新しい会話シーンが追加される
- 好きな時に自由に利用できる
- QQEnglish のオンラインレッスンが月１回受講できる
トーキングマラソンは、スキマ時間を利用して気軽にAI相手にアウトプット練習ができます。従来のリッスン＆リピート形式ではなく、自分で考えて英語を発するトレーニングをしながら、リアルなシチュエーションで使う表現を学ぶことができます。
音声認識機能について
表示された日本語を英語で言うと、音声認識によって文字として確認することができます。
冠詞の欠落や単数・複数の誤り、三人称単数や時制の使い方など、日本人にとって難しいポイントが正確に言えているかを、即座に確認することは勉強になりますね。
なお、言い換えた場合には、後に言った方が採用されます。また、６秒の制限時間ギリギリで早口に話すと、認識されないことがあるのでご注意ください。
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使い方
トーキングマラソンの使い方を簡単に説明します。
トレーニングは、スキットトレーニング、おまかせトレーニング、フラッシュトレーニングに分かれていているので、画面で希望のトレーニングを選択します。
スキットトレーニング
毎日最大１０通りのスキットが公開され、様々なシチュエーションでの会話のやりとりを行うトレーニングです。（2023年6月現在で合計620スキット）
おまかせトレーニング
新しいスキットや復習のスキットがランダムに出題されます。毎日午前5時と午後5時に3セットずつ更新されます。
フラッシュトレーニング
テーマ別に出題されるフレーズを、フラッシュカードのように次々と答えていくトレーニングです。こちらは後に説明します。
スキットトレーニング
ベースになるスキットトレーニングは、1. Run 2. Workout 3. Run again の３ステップで行います。
今回は「ハワイに移住した友達から電話が」というシチュエーションです。
Run
ここで上の画像の「スタート」を押します。
すると女性が “Hello, this is Jessica.” と言い、次の画面で「あ(Hey)、元気にしてる？」と表示されるので、それを6秒以内に英語で言います。言った内容が音声認識されてこのように「あなたの発話」の下に出てきます。ここでは言えたので “Excellent” という評価がつきました。
こんな感じで次々にやり取りしていきます。
ここで、トーキングマラソンの「それはなによりだね」の正解は “It’s nice to hear that.” なのですが、私は “That’s great to hear.” と言いました。
すると” You Can Do It” という低い評価になりました。たまにこのように、正解であるはずの答えを認識しないこともありますが、英語にはバラエティの表現があり、アプリが全てを網羅することは不可能なので、ここでは正解とされる英文を覚えましょう。
今度は “It’s nice to hear that.” と言ったので総合評価が 100 点になりました。
Workout
次に Workout では、 Run に出てきたフレーズの一部を置き換えるパターンプラクティスのトレーニングをします。
先ほどの「ハワイでの生活はどんな感じ？」の “What’s it like living in Hawaii?” をまず英語で言います。
それが言えたら、この “What’s ~ like?” （〜ってどんな感じ？）の応用として、様々なを文章が提示されるので英語にしていきます。
What's ~like ~? の使い方についてはこちらの音声付き例文記事をご覧ください。
Run で突っかかってしまった文章も、ここで繰り返し単語を入れ替えて練習できます。
正解の通りに言えたら「言えた」、そうでなければ「言えなかった」を押すと、スムーズに言えるようになるまで何度も繰り返しトレーニングできるのです。
Run Again
最後にもう一度このスキットに出てきた表現を通しで復習します。
文章によってはこのように、簡単なポイントが書いてあるものもあります。
新機能フラッシュトレーニングとは？
フラッシュトレーニングは、画面に表示される日本語文に対応する英語を、迅速に発話または入力して返すフラッシュカードのようなトレーニング方法です。
学習内容は、キクタン英会話のオフィス編、おもてなし編、海外旅行編から作られていて、自分が学びたい内容を学習することができます。
ポイント 1
フラッシュトレーニングは、音声だけでなくキーボード入力にも対応しているので、音声を出せない環境でも、文字入力でトレーニングすることができます。イヤホンで聞きながら電車の中でも取り組めます。
ポイント 2
フラッシュトレーニングのもう1つの特徴として「復習リスト」があります。自分が間違えた文や、なかなか完璧に答えられない文など、苦手な英文だけを集めたリストを作成できます。
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メリットと期待できる効果
英会話講師の視点で、実際に使ってみてのメリットと期待できる効果を挙げてみます。
メリット
-
- スピーキングの量が増える
- 自然な言い回しを学べる
- 多様なシチュエーションを体験できる
- 会話力を維持できる
- すき間時間を利用して学習できる
- 自分のペースで学習できる
- AI 相手なのでリラックスして取り組める
- １回のレッスンが短時間で済む
期待できる効果
-
- 英会話のレスポンスが速くなる
- 英語を話すことに抵抗がなくなる
- 英語がスムーズに出てくるようになる
- 即座に的確なひと言を言えるようになる
- 日常生活で使える会話が身に付く
- 自分の細かい間違いに気づくことができる
日本の英語教育では、英語でのコミュニケーションに重きが置かれていないため、書かれた英語は読めても、英語で話しかけられた時にスムーズに返答できない、自分から発話することができない、また、文法など細かいことに囚われて頭の中でごちゃごちゃ考え過ぎて言葉が出てこない、などの理由で自信を持てず、英会話のハードルを高く感じている方が多い印象です。
これを改善するには、日常会話で使う決まったフレーズのパターンを繰り返し口に出して言う練習と、卓球の球をポンポン打ち返すようなやり取りのトレーニングが必要です。アウトプットの量を増やせばスピーキング力は向上します。
人相手の英会話レッスンでこれを行うのは効率が悪いですし、時間も限られるため、AIを相手にいつでも好きなだけトレーニングできるトーキングマラソンは理想的な教材だと思います。
↓ トーキングマラソン公式サイト ↓
向いている人
以上を踏まえて、トーキングマラソンは以下の項目に当てはまる方におすすめです。
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- とっさには英語が出てこない
- アウトプットの機会が足りない
- 講師とのレッスンでは言葉が出てこない
- 英会話レッスンはハードルが高い
- 他人との対話が恥ずかしい
- 会話の反応速度を向上させたい
- 話す前に頭で考えてしまいスムーズに話せない
- 中級者レベルでアウトプット力を強化したい
- オンライン英会話を始める前に慣れたい
- これまでの英会話学習で成長を感じられない
- 短期間で発話力と瞬発力を向上させたい
- 好きな時間に手軽に学びたい
- 実践的なフレーズを学びたい
- ネイティブがよく使う自然なフレーズを学びたい
- 英語を使わない環境でも会話力をキープしたい
向いていない人
逆にトーキングマラソンが向いていないと思われる人は、次のとおりです。
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- 英語初心者で何から始めていいかわからない
- 初歩的な文法が理解できていない
- 文法やフレーズの詳しい解説が必要
- リスニング力を伸ばしたい
- ビジネス英語に特化した教材で学びたい
- 自分の考えや意見を表現できるようになりたい
- 英語の資格試験のスコアアップを目指している
また、ビジネス英語に特化した学習や、試験対策には適していないため、そのような内容を学習したい場合には、他の教材がよいでしょう。トーキングマラソンは、実践的な会話力の向上を目指す方にお勧めです。
デメリット
「向いていない人」の項目と被る部分が多いですが、以下にトーキングマラソンに関するデメリットと、それぞれの解決策を挙げてみます。
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- 初心者には難易度が高く、上級者には物足りない
- 月額3,980円（税別）は高価に感じられる
- 詳しい解説がないため理論的な理解が難しい
- 解答のバラエティが十分ではない
- 自分の話した英語を音声で確かめられない
- 自己のやる気に左右されるため、やる気がなくなると継続が難しい
初心者には難易度が高く、上級者には物足りない
トーキングマラソンは会話の瞬発力を向上させることを重視しているので、初心者や上級者には満足感が得られないと思います。各々のレベルに合った他の教材や学習方法を検討してみてください。
月額3,980円（税別）は高価に感じられる
レビューを参考にすると、「高い」という評価が継続のネックになっているようですが、考え方を変えてみましょう。月額3,980円（税別）は高価に感じられるかもしれませんが、1日約133円の費用と比較してみるとどうでしょうか。
例えば、毎日コンビニでドリンクを購入するお金をこの教材に投資することで、充分に元を取ることができると思います。高い金額を払っている分、取り返す意気込みでガンガン活用することで、モチベーションも上がるかもしれません。
詳しい解説がないため理論的な理解が難しい
トーキングマラソンはアウトプットに焦点を当てた教材であり、フレーズを丸ごと覚えて反応力を向上させることを目的としています。センテンスごとの解説や理論的な説明は提供されていないため、理屈での理解を得ることは難しいです。必要な場合は、他の教材や文法書を併用してください。
解答のバラエティが十分ではない
実際に使用してみると、自分の言った文章が正しいにも関わらず、時折正答として認識されないことがありました。英語にはさまざまな言い回しが存在するため、完全に100%カバーすることは不可能です。その点を理解し、アプリが提示する解答を自分自身でも言えるようにすることが重要だと思います。
自分の話した英語を音声で確かめられない
自分の英語がどのように聞こえるのか、発音はどうなのか、気になるところですが、トーキングマラソンでは自分の音声は録音されません。なので別にボイスレコーダーを用意するなどするか、または音声での確認はできないと割り切って、表示される文字で自分の英語を確認して下さい。
自己のやる気に左右されるため、やる気がなくなると継続が難しい
これは自主学習全般に共通する課題です。英会話スクールに通う場合は、予め定められた時間に行動する必要がありますが、自主学習ではそのような制約はありません。そのため、やる気がなくなると続けることが難しくなる傾向があります。逆に言えば、いつでもスキマ時間にトレーニングすることができるため、自主学習では自己管理と継続の意欲が重要になります。
購入検討者が迷う点について
トーキングマラソンに関して、疑問に思われる可能性がある点とそれについての私の考えを書いてみます。
実際に喋れるようになるのか？
これは使用頻度ややり方による部分が多いですが、少なくともアウトプットが足りないことから英語が出てこない人や、頻出フレーズを何度も言うトレーニングにおいては、非常に効果があると思います。
解説がないと学習効果に影響を及ぼすのでは？
どうしてそのフレーズになるのかの解説がないため、初級者には難しいです。トーキングマラソンは、ある程度基礎力のある人がフレーズを完全に口に出して覚えていくトレーニングと考えてください。
AIなので音声認識の性能が悪いのでは？
実際に使用してみて、非常に優れた性能だと感じました。人との会話と同じような感覚でコミュニケーションができます。
自分の英語を AI が聞き取れないのでは？
マイクに口を近づけてはっきりと発音すれば、ほとんどの音を正確に聞き取ってくれるため、問題ありません。
理解できないまま進んでしまうのでは？
完全にマスターするまで繰り返し練習することができるので、わからないまま進むことはありません。
口コミ
ツイッターで見かけたトーキングマラソンの評判を抜粋してみます。
ポジティブな口コミ
ネガティブな口コミ
登録方法
登録はとても簡単です。↓下の「２週間の無料体験」をクリックして画面右上の「２週間無料お試し」へ。
- メールアドレスを入力し「登録する」をクリック
- メールアドレスに送られてくるURLをクリック
- クレジットカード情報の入力し「同意して決済」をクリック
最後に 上記の手続きが完了したら、アプリをダウンロードします。
支払い方法
使用料の支払いは、月額継続型でクレジットカードによる自動更新のみ可能です。銀行振込やコンビニ支払いはできません。
解約方法
解約鐡続きもとてもに簡単です。
- トーキングマラソンの公式ウェブサイトにアクセス
- ログインしてマイページに移動
- 契約プランの右側にある「解約する」から手続き
尚、解約後に契約期間が過ぎると、コンテンツは見れなくなるので注意して下さい。
料金
月額 3,980円（税別）
この料金には、オンライン英会話「QQ English」の1レッスン（25分）が含まれています。
まとめ
スピーキングに特化した英会話トレーニングアプリ「トーキングマラソン」について、英会話講師の立場からご紹介しました。
トーキングマラソンで毎日コツコツ発話の練習をすることで、確実に英会話のレスポンスが速くなります。AIを相手に英会話の基礎をしっかり築き、自信を持って話せるようになりましょう！
２週間無料でお試しできて解約も簡単なので、試してみる価値は十分にあります！
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