旅の一番の目的地ハンピの印象が「うん、まぁ … なかなかいいよね」止まりで不完全燃焼だった感あり。もともと自分は、何かにつけて多数派の感覚とは合わないことが多いんだった … 忘れてた。
なので、ハンピの話は飛ばして、次の目的地バダミへ。そう、今回のインド旅行で一番気に入ったのがバダミ Badami!!
目次
スポンサードリンク
ハンピからバスを乗り継ぎバダミヘ
ハンピでのネット環境が悪く、確認できる情報が少なかった。
ゲストハウスのインド人に聞いて、行き方はハンピからホスペットへ出て、そこからローカルバスでイルカルという町へ行き乗り換える、というところまではわかった。2度の乗り換えで、多分5時間弱くらいかかりそうなことも。
ところで、インド英語には苦戦したなぁ。SIMカードのアクティベーションがうまくいかず、インド到着深夜にカスタマーサービスに電話をかけたらベロンベロンの巻き舌インド英語。さっぱりわからず3度聞き返したらガチャっと切られた。笑
色んな訛りのある英語に慣れているインターナショナルスクール生の息子は、
後ろにルってつければいいんだよ
というのだけど。UBER => ウーバー =>ウーバル
それに加えて、こちらの質問とはかなりズレてることを、やたら弾丸トークで返してきませんか?
えっ、今その話はしていない...
っていう …
まぁともかくそんなわけで、またもよくわからない中、ローカルバスを乗り継いでみた。クラクション鳴らしっぱなしの、車体がグワングワン揺れっぱなしの、これぞインド!なバスでした。
民族衣装に身を包んだおばあさんと孫
たらいに入ったお菓子を買う。シンプルな塩味で美味しい。
コレ現役の運転席。運ちゃん、裸足で運転していた
これでもバスが落ち着いてから撮った。運転荒すぎ!座席から転げ落ちないよう必死で恐怖マックスの動画は撮れず。前のおじいさんもバーにつかまっているでしょう。
こういう田舎道で前に障害物がある(いる)とクラクションで威嚇して進む。動物でも全くスピードは緩めず。
けど運転は超〜〜〜〜〜うまい!
ハンピでオートリキシャドライバーから「バダミまで行くならタクシーを紹介しますよ」「バスよりずっと快適ですよ」と言われたのだけど断ってよかった。ローカルバスを乗り継いで1/10の値段で来られたもんね。
無事目的地にたどり着くと、あぁ面白かった〜と思う。恐怖と隣り合わせのスリルって、過ぎ去ればそんなもんだ。
外国人観光客ゼロのバダミに到着
バダミのバスターミナルに着いて、すぐ向かいにあるホテルへ飛び込みで料金を聞きに行った。前もってインドの旅行アプリ MakeMyTrip でチェックしていた宿泊料よりも20%安かった。ラッキ〜!やっぱり予約なしの宿泊はお得だな。
ココがおすすめ
バダミのオススメ宿 Hotel Rajsangam International
かなり奮発した1,350ルピーの宿(¥2,200)
実は、ハンピの安宿で息子がダニに刺されまくったので、ここでは清潔感を重視。他に1,000ルピー(¥1,600)の部屋もあったのだけど、どうせなら広めでベランダ付きのこっちにした。
ココがおすすめ
Hotel Rajsangam International
住所 Station Road, Badami
Tel: (08357)221992
予約サイト
併設のレストラン
ホテルの入口前に美味しいレストランもあって大当たりだった。
こんなターリーセットが80ルピー(¥130)で食べられる。激ウマ!
ピーナッツがよく合うスパイシーなベジタリアンビリヤーニ
Banashree Restaurant バスターミナル前とあって、朝から晩までお客さんがいた。
東アジア系の人間を見たことがないのか?私は店内のお客さんにガン見されっぱなし。入ってきてからテーブルについて、メニューをもらってオーダーして食べてる時も目を離さず。大きな目がいくつも私の一挙手一投足を見ている!
純和風顔ではない息子は全然見られず。
失礼じゃない?そんなジロジロ見て!
と息子は言うのだけど、滅多にない注目を楽しんだ母。別に嫌な感じはナイ。単純に異星人が気になって仕方ない、みたいな。まぁわかる。笑
バダミの町並み
バダミのメイン通り
バダミ バスターミナル近く
バダミ あっちもこっちも動物でいっぱい
インドの ATM
現金が少なくなってきて、宿前のATMへ。
《あなたの入力した金額はこのATMにはありません》
との表示が英語で出た。ATMを探して豚や牛の糞と砂埃にまみれて通りを歩き、他に二ヶ所トライしたのだけど同じ。さぁ困った、現金のない ATM…
オッケーそれじゃあ!
と宿前のATMに戻り、必要額の半額5,000ルピー(¥8,000)を入力してみた。
《あなたの入力した金額はこのATMにはありません》
… 宿に戻ってレセプションのお兄さんに話すと、
あぁそれはですねぇ、週末明けは機械にお金残ってないんですよね。夕方6時以降になればあると思います、多分だけど …
そうか、ATMに行けばいつでも現金を引き降ろせる、というのはインドでは通用しないのか。
なるほど …
何でも激甘のインドのスイーツ屋さん。
スポンサードリンク
バダミ周辺を観光
翌日、オートリクシャー運転手を丸1日雇って周ってもらった。 英語でのガイド付きって話だったんだけど… 運ちゃん、目的地についてもオートリクシャーを降りず。
あれ?一緒に行くんですよね?と英語で聞いたら、通じなかった。笑
ホテルでリクシャーを手配してくれたお兄さん、話を盛ったっぽい。
インドあるあるだな … まぁいいや。
パッタダカル寺院群のひとつ
繊細な石の彫刻
自然にでマハクータ寺院 Mahakuta
海パン持参した息子に、泳いだら?と言ったら「僕はいい」笑
道端のこんなお店で朝ごはん20ルピー(¥ 30)
言葉が通じないので出されたものを食べる。フツーに美味しいってやつ。
アガスティアティルタ湖からバダミ石窟寺院
今回のインド旅行で、一番印象に残ったのがこのあたりの風景。水辺で洗濯物をパーンパーンと叩きつけて洗う音。インド人旅行客がパラパラとしかいない静けさ。観光地化されていないローカルそのままの雰囲気。
自分は、いわゆる観光名所というものにはあまり興味がない。 観光客向けのおしゃれカフェなども、居心地はいいけれど、その国の真の姿ではないから。
数年前ベトナムの山間の村をトレッキング中、田んぼのど真ん中に西洋音楽ガンガンのビリヤード場が出現。タバコをくわえた欧米人若者が騒いでいて、ドン引きしたことがある。
うん、旅をするなら、Goローカル!だな
その意味でバダミは、色々見所があって、景色もきれい、かつ観光客が少なく、ディープなインドが体験できるので面白い。
ある寺院で自称政府公認ガイドという男性にかなり高額だったがお金を払い、案内をお願いして話を聞いた。まだバダミの村の多くの家庭では、家の中に水道がない。毎日の水汲み仕事がとても大変だそうだ。
ようやく現首相になって1年前に、ひと家族2万ルピーの補助金が出て、家にトイレが設置された、と。
Oh really… until then?
(そうなんですね。それまでは?)
と聞いたら、
Indian style, outside, Madam! ha ha ha …
(インドスタイルだよ〜、外!ハッハッハ)
と言ってしゃがんで見せた。
6世紀後半から7世紀にかけて創られた、バダミ石窟寺院 Cave Temple
入り口に近い方から第一寺院、第二寺院、第三寺院はヒンドゥー教、
一番奥の第四寺院はジャイナ教の寺院だそう。
それにしてもこんな大きな岩の中をどうやってくり抜いたのだろう。ちなみに、ジャイナ教の聖者は裸だそう。ここに入った時、ちょっと慌てました。笑
バダミの寺院巡りをして、圧倒された石彫刻の数々。
寺院の天井
最後に、バダミで一番好きな風景、プータナータ寺院 Bhuthanatha Temple
湖の水位が上がると寺院全体が池に浮かんだようになるらしい。
その頃にまた行ってみたいな。
I ♡ Love ♡ Badami. ♡
おまけ話
さすが算数の国インド!次の目的地へ行くため、鉄道のサイトを検索していて、希望の列車をチェックしたら、次の画面へ進む確認が足し算。笑
んで計算間違えたら、難易度が下がった。笑笑笑
オシマイ
インドシリーズ こちらも見てね
インド旅行記 ①
-
【南インド旅行記①】深夜のバンガロール空港へバックパッカー母子2人
あの「カオス{ ...
続きを見る
インド旅行記 ②
-
【南インド旅行記②】 バンガロールで食べ歩き!メチャ旨ローカルフード
バンガロール{ ...
続きを見る
インド旅行記 ③
-
【南インド旅行記③】 バンガロールからハンピ、カオスの夜行バス!
バンガロール{ ...
続きを見る